英語上達のヒント
バイリンガルや帰国子女と同じやり方では、話せるようにならない!
「ラジオやTVをずっと聴いていると、
自然に口から英語が出てくるようになる!」
「外人の友だちが出来ると、話せるようになるよ!」
バイリンガルや帰国子女の方が、
得意になって教えてくれる、このような英語取得方法、
確かに、毎日5~8時間、何年間もやっていれば
出来るようになりますよ!
でも、それを日本国内でやろうと思ったら、
かたい、かたい、鉄の意志が必要です。
少なくとも、小学生や中学生にとっては、事実上、不可能です。
でも、このように考える方も多いのでは・・・
「少しでも真似をしたら、少しはよくなるのでは?」
そして、これらの方法を
「週に1回やろう! 1年間やろう!」とつまみ食いをします。
しかし、残念ですが、ほとんど効果は無いでしょう。
なぜなのか???
その理由は???
それは、学習環境に適した学習方法ではないからです。
言語、特に話す&聴くの言語力育成には、
学習環境によってその方法が、決定的に違います。
是非、それを知っておいてください。
学習環境の違い 第二言語環境と外国語環境
言語学習における学習環境の違いをお話しします。
2つの学習環境があります。
第二言語環境
外国語環境
1つ目の「第二言語環境」とは、
ある時点から、その言語に触れていき自然に言語が身につく環境のことです。
(具体的に述べると)
海外移住、長期留学、長期のインターナショナルスクール通学などです。
2つ目の「外国語環境」とは、
まったく使う機会のない異なる外国語を、学ぶ環境のことです。
(具体的に述べると)
日本国内で、日本語のみを使う生活で、英語を学ぶ環境などです。
学習環境にあわせた学習方法が重要
最初に述べた英語取得方法、
「ラジオやTVをずっと聴いていると、自然に口から英語が出てくるようになる!」
「外人の友だちが出来ると、話せるようになるよ!」
これらはすべて、英語漬けになる「第二言語環境」で効果的な学習方法です。
これらの方法を、「外国語環境」である日本で行っても、
あまり効果がありません。
ちなみに、
多くの英会話スクールは、
ネイティブやバイリンの方ばかりが指導しますので、
自分たちがアメリカやオーストラリアなどの現地で、
やってきたやり方と同じ学習方法、
「第二言語環境」用の学習方法を、
指導したり、勧める傾向があります。
アクティブに英会話をしよう・・・
英語でゲームやレクを使用・・・
英語音声を自然に聴こう・・・
しかも、つまみ食い程度に短時間だけ。
その結果、多くの生徒が、いつまでも経っても、
英語が使えない&話せない!という結果になっていると思われます。
まずは、
私達日本人にあった、英語に全く触れない日本国内に適したやり方、
すなわち、
「第二言語環境」に適した学習方法を行った方がよほど効果的です。
その学習方法は、
今後、紹介していきます。 【長岡】